人気コスメ系TikToker15選!起用費用・効果・注意点を完全ガイド

「コスメの魅力を短時間で伝えたい」「Z世代に自然にアプローチしたい」——そんな企業にいま注目されているのが、TikTokで活躍するコスメ系インフルエンサーの起用です。
購買意欲を刺激するリアルなレビュー、拡散力のある投稿スタイル、そして“刺さる”動画演出は、広告とは一線を画すPR効果を発揮します。
本記事では、企業タイアップに強いコスメ系TikToker15名を厳選してご紹介。
あわせて、起用費用の相場、PR効果を高めるコツ、依頼時の注意点まで、初めての担当者でもすぐに活用できるようわかりやすくまとめました。
TikTokを活用したプロモーションを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
似ているようで少し違う?コスメ系TikTokerの魅力
「美容系TikTokerでも十分では?」と思ったことがある方もいるかもしれません。
たしかに、美容系TikTokerも多くのコスメを発信しています。
ただ、“コスメに特化しているかどうか”という視点で見ると、両者には意外と大きな違いがあります。
コスメ系TikTokerは、色味・質感・持続力といった“使用感のリアルさ”にこだわっており、手元比較や光の下での仕上がりチェックなど、視聴者が「自分に置き換えやすい」工夫が随所に詰まっています。
最近では「美容系」と「コスメ系」の境界線はあいまいになりつつありますが、だからこそ、本当に届けたい層に“コスメの魅力”を伝えたいときは、コスメ系の起用が効果的です。
彼女たちは、日々さまざまなアイテムを試し続けている“コスメの探検家”。
そのレビューには、研究し続けているからこそ生まれる説得力があります。
相性抜群!なぜ今「コスメ×TikTok」なのか?
TikTokは、月間アクティブユーザー3,300万人を誇り、美容への関心が高い層が多く集まるSNSです。
総務省やDataSignなどの調査によると、特に10代の利用率は62.4%と突出していますが、男女ともに幅広い世代から支持を得ています。
また、「TikTokが新しいブランドを知るきっかけになった」と答えるユーザーは45%にのぼり、もはや“見るだけ”のアプリではなく、“購買につながる出会いの場”へと進化しています。
実際に、KATEの「リップモンスター」はTikTok施策により、ARフィルターとインフルエンサーとのタイアップで話題化。
初年度で約350万本を売り上げ、シェア率50%超えのヒットを記録しました。
短尺でも色味や使用感がリアルに伝わるTikTokは、コスメの魅力を伝える舞台として相性抜群なんです。
コスメ系TikTokerとタイアップするメリット
コスメ系TikTokerとタイアップするのを考えている際、インスタグラマーやYouTuberへの依頼を考えている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、コスメ系TikTokerとタイアップするメリットを紹介します。
インフルエンサーマーケティング施策に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
「バズった瞬間、カートへ直行」――爆発的拡散から購買まで一直線
「このリップ、見たことある!」「気づいたらポチってた…」
そんな声があちこちで聞かれるのは、TikTokのコスメ動画がバズるたびに“カート直行”の流れが生まれているからかもしれません。
KIRINZの調査によると、Z世代女性の69.5%がTikTokでコスメ情報をチェックし、57.1%が実際に購入した経験があると回答しています。
つまり、TikTokは「情報収集」と「購買」がほぼセットで起こる場なのです。
動画を見て使用感や仕上がりを確認し、納得すれば即購入。
“欲しい”と思った瞬間には、もう手が伸びている——そんなスピード感がTikTokにはあります。
さらに、美容に月5,000円以上かける人の割合は、非ユーザーの約1.4倍と。
ただ見るだけで終わらず、「試したい」「買いたい」と動く人が多いのも特徴です。
短い動画の中にレビュー、比較、おすすめが凝縮され、自然と購買意欲を刺激してくれる。
この“魔法のような流れ”が、TikTokでは日常的に生まれています。
参考:https://beautypost.jp/265193/#google_vignette
https://ads.tiktok.com/business/ja/blog/beauty-category-success-stories-2024
美容トレンドに敏感な層が集まる、まさに“美容好きの宝庫”
TikTokは、美容への関心が非常に高いユーザーが数多く集まっている、まさに”美容好きの宝庫”。
というのも、エステや美容関連サービスへの興味が、ノンユーザーの2倍以上いるという調査結果があるからです。
さらに、TikTokが「新しいブランドを知るきっかけになっている」と答えたユーザーは45%。
『見て終わり』ではない“出会いの場”としての機能も果たしているのです。
投稿される動画はテンポがよく、リアルでわかりやすいものが中心。
短時間のなかに、色味・使い心地・比較レビューなどの要素がぎゅっと詰め込まれており、購買意欲を自然に引き出せるのがTikTokの魅力です。
参考:tiktok-for-business.co.jp/archives/8940/
15秒で“欲しい!”を引き出す超高速アピール
TikTokで流れてくるコスメ動画、つい最後まで見てしまったことがある方も多いはず。
色味や質感、使い心地まで伝わってきて、気づけば「これ欲しい」と思っている——そんな15秒の中で心を動かす力が、TikTokにはあります。
短いながらも内容は濃く、まるで“テレビCMと口コミ”を一緒に見ているような感覚。
実際の色味、塗り心地、光の下での見え方など、気になるポイントを画面越しでしっかり伝えられます。
しかも音・テロップ・エフェクトも加わって印象に残りやすい。
15秒の中に商品の魅力をまるごと詰め込んだ、“ひと目惚れを狙えるショートムービー”なんです。
いま、多くの人がTikTokで商品と出会い、「欲しい!」という衝動につながっています。
たった15秒で商品の魅力を伝え、欲しい気持ちを引き出す。
その表現力の高さこそが、TikTokの強みといえるでしょう。
【2025年最新】今注目のコスメ系TikToker15選とタイアップ事例
ここまで、TikTokがコスメのPRに有効であることを説明してきました。
ですが、効果を最大限引き出すためには、どのTikTokerを起用するかが重要になります。
ここでは、今注目のコスメ系TikTokerを紹介します。
えむさん🐕🦺
- TikTokアカウント:@karaage_usb111
- フォロワー数:299.6K(2025年7月時点)
- 問い合わせ先URL:https://greedinc.co.jp/
半顔メイクやイメチェン風メイクで注目を集める、メイク系TikTokerのえむさん。
幻想的なビジュアルからナチュラル系まで、幅広いメイクを披露しています。
TiRTIRのウォーターメロウリップバームとのタイアップでは、見る人の興味を引く「カメレオンリップバーム」という言葉を使って、塗ると色が変わるユニークさを印象づけ。
実際の発色の変化やツヤ感を自分の言葉で丁寧に伝え、思わず試してみたくなるような表現が魅力です。
ナ ナ 🍥❔
- TikTokアカウント:@__na817ktt
- フォロワー数:501.3K(2025年7月時点)
- 問い合わせ先URL:https://greedinc.co.jp/
“変身後”から始めるメイクの魔法使いナナさん。
ハロウィンメイクや日常メイクまで、変化の大きさと再現度の高さで注目されています。
SHEGLAMのリキッドコントゥアを紹介したタイアップでは、冒頭でbefore→afterを先に見せて「え!?可愛い…!」と惹きつける構成に。
使用アイテムや工程もテンポよく紹介しており、自然と最後まで見たくなる展開になっています。
ナナさんの”惹きつけと分かりやすさ”を両立した動画構成力は、コスメのPRにおいてもしっかり効果を発揮してくれるでしょう。
樺音
- TikTokアカウント:@xd__x1
- フォロワー数:375K(2025年7月時点)
- 問い合わせ先URL:https://greedinc.co.jp/
「自分なりの可愛いを発信したい」という想いを大切に、やわらかな世界観と丁寧な語り口で支持を集める榛音さん。
ナチュラルでありながら、ほんの少しのスパイスを効かせたメイク提案が魅力です。
SHEGLAMのリップジャムを紹介したPRでは、冒頭で“保湿力の高さ”をしっかり打ち出し、ブラシ内蔵という意外性にも触れることでユーザーの興味を引き出しています。
また、「欲しくない?」と聞くのではなく「どのカラーが好き?」というワードにより、購入イメージも自然とふくらませています。
商品購入を前向きに検討したくなる言葉選びのセンスが強みです。
せよ
- TikTokアカウント:@emiiseyo
- フォロワー数:762.5K(2025年7月時点)
美容の知識がなくてもスッと入ってくる言葉選びと、リアルな目線のレビューが特徴のせよさん。
見ていて楽しい話し方と的確な表現で人気を集めています。
NAMINGとのタイアップでは、全色スウォッチを丁寧に見せながら、限定カラーの情報や成分にも触れ、視聴者の知りたいポイントをしっかりカバー。
「どっちがあざといか」といった比較もあり、2分超えの動画でも飽きずに見続けられます。
しっかり伝えながらも押しつけがましくない、心地よいレビューがPRに活きてくるのではないでしょうか。
たけたろう⏰TTちゃん
- TikTokアカウント:@taketaroutime
- フォロワー数:708.6K(2025年7月時点)
「ちょっと待って!」の一言から始まるレビューで一気に惹きつけるたけたろうさん。
自称コスメ消費量日本1の美容男子です。
テンション高めの語り口と鋭いツッコミ、でもレビューは驚くほど丁寧。
笑って見てたはずが、いつの間にか参考にしている方が続出中。
メイベリンのプランパーを紹介したタイアップでは、ぷるんとした唇の仕上がりをわかりやすく見せながら、しっかり注意書きも表示。
楽しさと信頼感、どちらも感じられます。
テンポの良さと情報の正確さ、その絶妙なバランスが魅力です。
ちゃんちゃんまる@妖怪美容垢もどき
- TikTokアカウント:@chan_maru77
- フォロワー数:507.8K(2025年7月時点)
“妖怪美容垢もどき”という名のとおり、一度見たら忘れられない存在感を放つ、元「虹のコンキスタドール」メンバーのちゃんちゃんまるさん。
“様子のおかしい美人”としてTikTokで話題となり、2024年7月に開設したアカウントでは初投稿から160万回再生超えと注目を集めています。
「〜しますのよ」「〜やっていきますわ」といった独特な語り口が中毒性が高く、彼女ならではの特徴です。
ユーモアたっぷりながら、レビューは丁寧で信頼感もあります。
メイベリンとのタイアップでは、夏祭りデートを想定し「好きぴとたくさん目が合うでしょ?目元が大事ですので」とマスカラの重要性をアピール。
10時間崩れなかった実体験や「綺麗だね」と言われたエピソードも添え、説得力ある内容に仕上げています。
ふざけているのに、ちゃんと伝わる。そのギャップが魅力です。
孫亜妃 / そんあみ @コスメ
- TikTokアカウント:@snam8_
- フォロワー数:602K(2025年7月時点)
元美容学生で、「一緒に可愛くなりたい」をモットーにしており、美容感度の高い女性層から支持を集めている孫亜妃さん。
日韓ハーフならではの洗練されたビジュアルと、テンポの良い語り口が特徴です。
2024年12月に投稿したCLIOコスメのレビュー動画は3.5m再生を記録し、大きな反響を呼びました。
その後、共同開発とプロモーションを兼ねたタイアップ動画を2025年7月14日に公開。「肌なじみ」や「透け感」など、自身がこだわったポイントを丁寧に言葉にして伝えています。
初めてプロデュースに関わったからこそのリアルな視点と、美容への理解、発信力が重なり、言葉にしっかりと説得力が宿っています。
レイ
- TikTokアカウント:@bluray___23
- フォロワー数:491.9K
静かで落ち着いたトーンが印象的なレイさん。
大人っぽさを感じさせるメイク投稿に加え、コメントへの返信動画や軽やかなダンス動画など、まるで見る度変わる万華鏡のような魅力を持っています。
SHEGRAMのPRでは「これ、ハイライトにも使えそう」と視聴者の気づきを引き出す一言を添えながら、アイシャドウとしての用途を詳しく紹介。
わずか35秒の動画の中に、仕上がり・質感・応用までスマートにまとめており、視聴後には自然と「使ってみたい」という気持ちになります。
ひとつひとつの言葉に芯があり、短い動画でも記憶に残る説得力は彼女ならではです。
かきぶちももの🍑🏹
- TikTokアカウント:@hitoedes13
- フォロワー数:353.8K(2025年7月時点)
一重メイクを中心に、ファッションやコスメ情報をリアルな視点で発信するかきぶちもものさん。
「1人で韓国行ってきます」などのユニークな企画投稿から、ナチュラル可愛い系メイクまで、幅広い切り口でファンを楽しませています。
“親しみやすさ”と“センス”を兼ね備えた存在として人気を集める彼女ですが、LUMMIRとのPR投稿では、唐突な質問を使ったサムネで「なんだろう?」と目を引く動画構成が印象的です。
「前回より豪華で安く交渉できた」と価格の魅力にも触れつつ、使用感や見え方をリアルに紹介。
お得さをきちんと伝えながらも、押しつけがましさを感じさせない。そのバランス感覚が、彼女のPRを“見たい動画”へと変えています。
ハウスダスト
- TikTokアカウント:@tamukun_36
- フォロワー数:1.4M(2025年7月時点)
「コンプレックスは武器になる」という言葉を掲げるハウスダストさん。
肌荒れや唇の荒れといったリアルな悩みも隠さずに見せることで、多くの女性たちから共感と支持を集めています。
中でも、daisqueのPR動画では「何を塗ってもダメだったけど、これはヒリヒリしなかった」と心からのリアクションで伝えており、コメント欄には「めっちゃ気になる」「買ってみよ」という声が多数。
“悩み”を隠さず“変化”を楽しむスタイルが、TikTok上でも強い共感を生み出し、PRにおいても効果を出しているのでしょう。
GYUTAE(ギュテ)
- TikTokアカウント:@_kimgyutae
- フォロワー数:952.1K(2025年7月時点)
独学でメイクを習得し、メイクアップアーティストとして活躍するギュテさん。
動画では、メイク初心者にもわかりやすいステップや視覚的な変化を意識した構成が特徴です。
メイベリンのPR投稿では、メイク動画でありながら猫から始まるのが印象的。
その後、「メイクでも、もふもふ感じたくない?」とメイクに入っていくのが視聴者を引き付けているのでしょう。コスメアイテム紹介の際は、コンシーラーのカラバリの豊富さに注目し、ハイライトやファンデーションとしても使えることを提案。
リモートワークや軽めメイクの日など、使用シーンをリアルに想定したアドバイスが盛り込まれており、機能性だけでなく“生活に取り入れるイメージ”まで伝える内容となっています。
ギュテさんの分かりやすさと見せ方のうまさが合わさっているので、PR動画でも「伝わる」だけでなく「試したくなる」仕上がりに期待できます。
カンゴャンセウ 🦭🦥
- TikTokアカウント:@unkomorasunayo
- フォロワー数:509.1K
涙袋メイクの名手として人気なコスメ系TikTokerのカンゴ ヤンセウさん。
何十件にもおよぶフォロワーのコメントに丁寧に返信している姿からも、誠実な人柄がうかがえ、その親しみやすい人柄が、ファンの心を掴み続けているのでしょう。
DintoとのPRでは、リップを「万能すぎて神」と称し、チークとしても使える便利さを熱く紹介しました。
さらに、アイシャドウやパウダーアイラインといった他シリーズにも触れることで、ブランドそのものの魅力を余すことなく伝えています。
Zutti Mattia
- TikTokアカウント:@zutti_tok
- フォロワー数:733.9K(2025年7月時点)
「性別ではなく“美しさ”を極める」。そんな唯一無二のスタイルで注目を集めるZutti Mattiaさん。
元・有名外資系ブランドの美容部員という経歴をもち、現在はモデルやPR投稿などマルチに活躍中のコスメ系TikTokerです。
タイムシークレットのPRでは、下地とパウダーを1本で仕上げる時短メイクを紹介。
日焼け対策や肌荒れ予防成分への言及など、成分への理解も深く、実用的な情報も自然に盛り込まれていました。
言葉では伝えきれない“圧倒的な仕上がり”が、動画の1秒ごとに詰まっており、まさに「見惚れる」PRと言えるでしょう。
小町@コスメ
- TikTokアカウント:@machimachi_877
- TikTokフォロワー数:286.4K(2025年7月時点)
プチプラや韓国コスメを中心に、テンポよく“知りたい!”を解決してくれる小町@コスメさん
「59kgから42kgに!」という実体験に基づいた美容情報や、短時間で複数アイテムを比べるレビュー投稿が好評です。
デジャヴュとのPR動画では、商品名をあえて最後に出し、冒頭はあくまで自然なストーリーの中で進行。
水で濡らす・外出するなど、実際の使用シーンを交えながら商品の特長をリアルに伝えており、「あれ、これ何のアイテムだろう?」と気になる構成が視聴者の信頼を集めています。
“ゴリ押し感ゼロなのに、しっかり刺さる”そんなPRを彼女はしてくれます。
Lei/美容研究所
- TikTokアカウント:@leeei_h_0
- フォロワー数:139.1K(2025年7月時点)
資生堂美容技術専門学校を卒業し、専門知識を活かしたメイク情報を発信しているLeiさん。
投稿では、アイテムの使い方や特徴を“プロならではの視点”でわかりやすく紹介しています。
Dear.AのパーソナルシングルコンシーラーをPRした動画では、自分の顔に合わせた使い方を丁寧に解説。
自然な流れで商品の良さを伝えており、「使ってみたい」と思わせる内容に仕上がっています。
しっかりとした知識に基づいた発信だからこそ、見ていて信頼できると感じる人が多いのも納得です。
侑(ゆう)
- TikTokアカウント:@kidjyu
- フォロワー数:392K(2025年7月時点)
イエベ春×キュートな雰囲気が魅力の侑さん。
淡いカラーや“ぷるぷる感”のある質感を活かしたメイクが得意で、可愛さの中に上品さを感じさせる投稿が特徴です。
Ui2のPRでは、ハイライトとチークを1分で紹介。
“ちょっと火照りました〜みたいな”という言葉で仕上がりをリアルに伝えつつ、「ベタつかないのにサラサラで驚いた」と、商品の魅力を押し付けずに自然なトーンで表現しています。
さらに、“Qoo10メガ割でお得に買えるよ!”というテロップを活用し、購買意欲を掻き立てる導線づくりも。
落ち着いたテンポで聞き取りやすく、使ってみたい気持ちをふっと引き出すようなレビューが好評です。
実際の効果は?コスメ系TikTokerとのタイアップ事例3選
TikTokで注目を集める手段として、コスメ系TikTokerとのタイアップが増えています。
では実際、どんな効果があったのか?
ここでは、実例をもとに工夫のポイントを紹介します。
ありちゃん×shu uemura|信頼感を生む“リアルな使用感”の伝え方とは?
まず紹介するのは、ありちゃんさんとshu uemuraによるタイアップ事例です。
本TikTokタイアップ動画の内容は、shu uemuraの新作フェイスパウダーをPRする投稿となっています。
ありちゃんさんは、ファンデーションとパウダーの2種を実際に使用しながら、仕上がりや使いこなしのコツを紹介しました。
質感や発色の良さを自分の言葉で伝えることで、視聴者が使用感をリアルにイメージしやすい構成になっており、思わず真似したくなるような紹介スタイルが信頼感と購買意欲につながっています。
また、PR対象外のファンデーションも自然に取り入れ、ブランド全体の魅力やライン使いの提案までカバーしている点も印象的です。
このような商品の魅力を自然に伝える魅せ方は、タイアップ企画の参考としてぜひ取り入れていきましょう。
モテコスメちゃん×Essential|毎日更新×トレンド先取りで“買いたくなる”PRを実現
続いて紹介するモテコスメちゃんとEssentialのタイアップでは、新作「エッセンシャル プレミアム」を発売直後に紹介。
動画ではパッケージの可愛さや香り、テクスチャーを丁寧に伝えつつ、「手がベタつかない」といったリアルな使用感にも触れ、感覚に訴える構成が印象的です。
また、同アカウントは“新作をいち早く紹介する”スタイルと毎日投稿を特徴としており、美容感度の高いユーザーとの信頼関係を築いています。
この事例から学べるポイントは、「スピード感のある発信」と「感覚的な魅力の伝え方」。
コスメやヘアケアのように使用感が購買の決め手になる商材では、見た目や香り、使い心地を丁寧に表現するアプローチが効果的です。
加えて、継続的な投稿によって“情報源としての信頼”を得ている点にも注目です。
こうした視聴者が参考にされているYouTuberを起用するとよいでしょう。
ハウスダスト×vimBEAUTY|半顔メイクで違いを一目で“見せる”リアルな愛用レビュー
次にご紹介するのは、TikTokerのハウスダストさんが投稿した、vimBEAUTYとのタイアップです。
この動画では、顔の片側だけにファンデーションを塗る“半顔メイク”を取り入れ、メイク前後の違いを一目で伝える構成になっています。
「素肌っぽいのにカバー力がある」という商品の特長を、言葉で説明するのではなく、見せることで体感的に伝えている点がポイントです。
また、自身の愛用品として自然に紹介しているため、視聴者に押しつけ感なく伝わり、信頼感にもつながっています。
仕上がりの違いが伝わりやすい商材では、こうした視覚的アプローチが非常に有効です。
タイアップを検討する際は、商品特性が映像でどう見えるかを意識して企画を組み立ててみましょう。
気になるコスメ系TikTokerを起用する際の費用目安
結論から述べると、コスメ系TikTokerの起用費用目安は明確にはされていません。
フォロワー数や動画の再生回数、影響力、依頼内容によって大きく変動するため、あくまで目安として理解しておくことが大切です。
一般的なTikTokインフルエンサーへのPR依頼は、フォロワー単価で算出されることが多く、以下のような相場が参考になります。
- メガインフルエンサー(フォロワー100万人以上):1フォロワーあたり約4~6円
- ミドルインフルエンサー(フォロワー数万〜数十万人):約3~5円
- マイクロインフルエンサー(フォロワー1,000〜1万人):約2~3円
- ナノインフルエンサー(フォロワー1,000人前後):約1円
例えば、フォロワー10万人のミドルインフルエンサーに依頼する場合、おおよそ30〜50万円程度の予算が目安になります。
なお、報酬はフォロワー数ではなく動画の再生回数やエンゲージメント率によって変動することもあります。
また、インフルエンサーのキャスティングを仲介する企業を通す場合は、手数料などが上乗せされる可能性もあるため、事前に確認しましょう。
コスメ系TikTokerを起用する際の注意点
コスメ系TikTokerには、いくつかの気をつけるべき点があります。
抑えておかなければ違反となり、ブランドそのもののイメージを損ないかねません。
ここでは。注意点を確認していきましょう。
商用利用可能な音源を選ぶ
TikTokではBGMの使用が動画の魅力を大きく左右しますが、商用利用の場合、すべての音源が自由に使えるわけではありません。
企業案件でインフルエンサーに一般の楽曲を使わせると、著作権侵害にあたる恐れがあります。
商用利用が許可された音源を使うには、TikTokの提供する「商用音源ライブラリ」を活用するのが安全です。
知らずに違反した場合、動画の削除やアカウントへのペナルティが課される可能性もあるので、使用を検討している音源を事前に確認するとよいでしょう。
ステマ規制への対応を徹底する
2023年10月1日から「ステルスマーケティング(ステマ)」は法律で規制されるようになりました。
ステマとは、広告であるにもかかわらず、それを隠して投稿する行為のこと。
消費者を誤認させる表示として、景品表示法により禁止されています。
違反すると、事業者に2年以下の懲役または300万円以下の罰金が科される可能性もあります。
TikTokでコスメ系インフルエンサーにPRを依頼する際は、必ずタイアップ表示をし、「#PR」や「広告」といった表記を説明欄の目立つ位置にも明記してもらうようにしましょう。
投稿前にインフルエンサーとルールを共有し、法令遵守を徹底することがトラブル防止につながります。
コスメで「TikTok売れ」させるための3つのポイント
コスメはTikTokでバズりやすい注目ジャンルですが、売れる動画にするにはコツがあります。
ここでは「TikTok売れ」を狙うための3つのポイントを紹介します。
知っているからこそ刺さる!“認知済み商品”の強みをフル活用
TikTokでは、「見たことある」という記憶がスクロールを止めるきっかけになります。
すでに名前やパッケージが知られている商品は、それだけで注目を集めやすいのが魅力です。
たとえば「ウルラブ」ではなく「バズってるピンクのボディスクラブ」と表現したことで、より広い関心層の心をつかむことに成功しました。
まだ有名でない商品なら、まずは知られているカテゴリワードや“あるある共感”を冒頭に置いて、ユーザーの気を一気に惹き付けましょう。
見たあとに“欲しくなる”一言を忘れずに
動画を見たあと、「これ欲しい」と思わせるひと言があるだけで、購買への流れは大きく変わります。
「夕方にはメイクが崩れる…」といった共感ワードや、「今だけ1,500円」「残りわずか!」などのお得感・限定感は、迷う気持ちに効く最後のひと押しになります。
まるで、お店で「ラスト1点」と書かれていて思わず手に取ってしまうときのように、TikTokでも“買いたくなる瞬間”を演出することが大切です。
共感や驚きでスクロールを止める!冒頭数秒で心をつかむ工夫を
TikTokでは冒頭の数秒が勝負。視聴者が思わず「何これ?」と感じるインパクトや、「それ分かる…」と共感する一言があると、スクロールを止めてもらいやすくなります。
たとえば、変わったパッケージや色が変わるコスメは視線を引きつけやすく、「地味に困るあるある」から始めるのも効果的。
まずは“見てもらう”ための仕掛けを丁寧に組み立てることが重要です。
まとめ:“バズらせて終わり”じゃない。売上につなげるTikTok戦略をするなら株式会社Greedへご相談を。
TikTokマーケティングは“バズらせて終わり”じゃもったいない。
本当に届けたい人に、ちゃんと届くPRをしなければ、実際の効果は得られません。
Greedは、1日で7万個の販売を達成した実績や5,000件を超えるタイアップ事例をもとに、効果にこだわるインフルエンサーマーケティングを提供しています。
国内最大級のインフルエンサー分析データと、TikTok・Instagram・YouTube・Xに強い運用力で、貴社に合った施策を提案します。
成果につながるPRを始めたい方は、ぜひGreedへご相談ください。